『アバウト・ア・ボーイ』という小説がありそれをもとにした映画がありどちらも好きだ。
大人になりきれない若くもなくなった年の男が少年と出会ってほんの少しだけ成長する話と言えなくもないけれど決して成長しすぎなくて少年の成長に明らかに負けてるとこなんかもすきだ。
でもいちばんすきなのは筋とはあまり関係ない部分で、その男が一発屋の作曲家の息子で、たった一曲の爆発的なヒットで築いたひと財産と、いまだに彼に入ってくる印税で、「なにもしないで」生活しているところだ。
なんの仕事もしない。しようともしない。それを反省したり引け目を感じたりもしない。ただ、なにもしない。
すてきだ!
こんな素敵な無職は見たことがない。という部分がいちばん好きでいいないいなと思いながら読むから本を読んでもあまり筋が頭に入らず、映画を見ても無職男の部屋の洒落たインテリアがいいないいなと思いながら反芻しているうちに終わってしまうからストーリーを正しく追えていたかあやしい。
どう考えても最近見たなにと比較してもあんなにすてきな生き方はないから、
なんにもしないことにした。
わたしも、なんにもしないことにした。
めざせ無職。
そのうち、なんにもしないための準備を始めて、なんにもしないを実践してなんにもしないわたしを実現しよう!
わくわくするね。
killing me softly/roberta flack