Thursday, February 12, 2015

too many a time

ここから先頼れるものがあるとしたら、それはもう医学ではなくて黒魔術の類だなと
私も思ったことがあるから

やたら従うのが難しい厳格な食餌療法で病を治そうとする代替療法もどき信者を笑えない

この世にはまだ誰も発見してない薬草や、試したことのない偶然の組み合わせがあって、
それは嘘のように病を消滅させるのではないかとか
あるものごとがたまさかぴったり同じタイミングで起こったらすべての死者が甦るのではないかとか

例えば天気雨の日にどこかの火山が爆発し、その噴煙が止まなかった3日目の夜が満月だったら、とか

大潮の中を漕ぎ出した船に生贄の羊を7匹載せ、太平洋上のある地点で完全なる凪の海面にその7匹の血を滴らせたら、とか

あのひと宛にきた手紙の宛名欄を1000枚切り溜めて神の山の崖に咲く花から採った秘伝の香油を垂らして燃やしたら、とか

誰もやったことのない、実現したことのない
奇跡を起こす「何かの組み合わせ」を
いくつもいつくもいつくも、
くるひもくるひもくるひも、考えた
なんの経典もなく手引きもなく闇雲に。

そしてそんなことを考えている自分の愚かしさによってではなく
ただそのなんどもなんども繰り返す夥しさによって

私はどん底まで疲弊した


                                          Oh, you pretty things/David Bowie

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